夕べ、シアタークリエへ行ってきた。
友人が「良い席のチケットがあるんだけど」と誘ってくれた演目は「恐れを知らぬ川上音二郎一座」。
開演前の注意事項は場内放送でなくおねーさんが上手側と下手側の通路にそれぞれ立ってユニゾン・マイクなしで言ってた。声を張り上げてる様子はなかったけど一番前で言ってるのも中央通路との交点で言ってるのも内容聞き取れてたな。
客席での飲食は開演前と休憩中は可。ドリンクホルダーは無かったけど前の座席の肘掛から生えているループ状のチューブに売店で購入した紙コップをねじ込んでみたらちゃんと止まった。本来の用途は傘のホルダーなんだと思うけど。
話の導入部は講談調で。下手側にマイク付演台が用意してあって舞台中央でそれに合わせて無言劇。2mくらいの高さのカーテンを張って上手い具合に場面転換してたな。このカーテンは本筋の中でも使われてたけど。内容は主人公の生い立ちから今回の舞台の直前までのダイジェスト。
そうそう、話のまくらに雑談っぽいのを入れて最初日付を失念してたりとか「昨日が中日で折り返し点だった」とか「ユースケ・サンタマリアがセリフを全部覚えました」とか言ってたっけ。「昨日まで毎日(演出家からの)駄目出しがあったけど今日からは出さないと言っていたから今回が完成品の初日」だとか。
一度薄手の幕が下りてそこに照明で舞台のタイトルを描いてから本編開始。セットは基本的に最初から最後まで同じ。背景として掛けてある幕やその前に置いてある物数点の移動や出し入れはあったけど。
舞台中央が回転するようになってて、それを上手く利用した動きも結構あったな。
話の内容は1幕が上演前のごたごた。2幕前半がいろいろ問題を生じながらも上演中、後半で話を畳んで最後は人情劇になってたのかな。
メインは観客には言葉が通じないからと台詞が滅茶苦茶だったりもする劇中劇でいいのかな。ここまでは笑いながら見るような設定だったような。
その後の部分はどう終わるのかな?と思いながら見てたのもあったと思うけどちょっと長かったように感じた。
出演者のキャラ設定も面白かったけど、津軽弁ってそんなに聞き取れないもんじゃないよね。言ってる内容はどれも大体判ったし。それと訛りの強い方言の人って標準語との2ヶ国語を使い分ける人が多いように思うんで「野口君」の言葉の設定には違和感無かったな。
この芝居、客席通路からの出入りって結構多かったような。
そうそう、休憩時間のホワイエってトイレ待ちの列の人と売店に並ぶ人だけでほぼ一杯になってたっけ。通路からシャンテに出られる(半券を持っていればまた入れる)からそっちのトイレに向かう人も多かったみたいだけど。喫煙所も外に出なきゃいけないみたいだったな。