夕べはシャンソンフォリー2006というのの最終日を見に行ってきた。
会場は芝・メルパルクホール郵便貯金会館と言った方がわかりやすいかも。
席は2階最前列でセンター寄り上手側通路脇だったのでステージ全体がよく見えた。
セットは奥から1/4くらいの位置に高さのある通路が横断してて、中央に5段くらいの手前へ下りてくる幅の広い階段があった。その通路の後ろは主に上向きに置かれたライトがセットされていて、時々上から帯状の薄い布やスクリーンが降りてきていた。
演奏陣は下手側からドラム、ベース。中央の階段を挟んでアコーディオン、キーボード*1。ドラムとベースの前にピアノという配置。
プログラムを見るとバンドは日替わりだったんだな。4/16は「森若三栄子クインテット」となってて、森若三栄子(ピアノ)、山口じゅん(ベース)、北村晋也(ドラムス)、猪狩雅生(シンセサイザー)、桑山哲也(アコーディオン)となってた。
2部構成で、1部は5人ずつ2部は6人ずつ紹介の各部20人ずつ全部で40人の出演だったんだけど、一人一曲ずつとはいえ1部も2部も1時間半くらいで収まってたのは見事かも。2部の頭ではイキナリ1曲増えたりしてたのに。(演奏陣が「え?」って感じで楽譜探したり、結局ピアノ以外はみんな譜面台を見ずに「どうする?」って感じでお互いの顔を見ながら演奏してたな。)
アコーディオンの音っていいな、とか、ベースはウッドベースがそのまま弾ける斜めにセッティングしてあるのとエレキベース2本をこまめに持ち替えてるな、とか、最後から2番目の曲ではドラムが疲れてたかな?とか、背景の下から上へ真っ直ぐ走るライトってキレイだな、とか、ステージの上に投影されてるライトの模様がいいな、とか、そんなのを見てたり。
目当ては龍野めぐみだったんだけど。ピアノの伴奏だけは聞いていたけど歌は初めてだったから。
他の人はみんなバンドの演奏だったんだけど、龍野さんだけは一人で弾き語り。あれは伴奏つけるのは難しいよな。独特な世界になってたし。
曲は「リヨン駅」だったんだけど……他の人の歌詞では「(タクシーの運転手に向かって)これから素敵な所へ出かけるから早く駅まで連れてって」なんだけど「もうパリにいるのは嫌だから、さっさと出て行くために駅へ行かなくっちゃ」って感じで……歌詞の中にタクシーに乗ってる場面あったっけ?なんか聞いてて自分の足で駅に向かってるってイメージがあったんだけど……
一人一曲ずつだからいろんなのが聞けて面白かったけど、普段のピアノだけとは印象が変わるのもあって歌よりも演奏に聞き入っちゃったのも結構あったりして。特にノリのいい曲とか。

*1:司会者によるメンバー紹介ではキーボード、プログラムではシンセサイザーとなっていた。