チョコレート効果CACAO99%

こことかここでとりあげられている明治製菓の「チョコレート効果 CACAO99%」というのを食べてみた。
見慣れているチョコレートの形状をしているので口に入れたときに甘味を期待してしまうけど、甘くないというのがわかってて食べる分には美味しいと思う。香りも口溶けもいいし。
原材料名が「カカオマス、ココアパウダー、乳化剤、香料」なので添加されている糖分はなし。
カカオマスとココアパウダーの違いを検索してみると、大まかにいってカカオマスは原料を前処理して破砕したもの、ココアパウダーはそれを調整したものってとこかな。
カカオに含まれてるココアバターの含有量とかは原料の購入時毎に変動するものだろうから、製品の品質を安定させるためにカカオマスにココアパウダーを混ぜているのかな。
箱に表示されている成分は1箱(45g)の中に「たんぱく質6.7g、脂質23.6g、炭水化物12.6g、ナトリウム3mg、食物繊維6.5g」なので単純に足し算すると49g以上になって内容量より多くなっちゃうけど……これは炭水化物と食物繊維で同じものを量っている部分があるからだろうな。
脂質ってほぼココアバターなんだろうな。全体の半分くらいを占めているからかなり軟らかいし溶けやすいんで、手にしている時間はできるだけ短いほうがいいかも。ココアバターって体温くらいで溶けるから座薬の基材に使ったりするんだよね。
箱の注意書きでは「甘い飲み物と一緒に」ってあるけど、普通にブラックコーヒーと一緒でも美味しかった。
体温が低めの人だとココアバターが粘つく感じになるかもだけど、暖かいものを飲めば溶けるんじゃないかな?
買ってみたけど苦くて食べられなさそうな場合はコップの中で砂糖やミルクやお湯と混和したら普通のココアと同じになるかな……*1
砂糖が普及するまでココア(チョコレートドリンク)が「苦くて人気が無かった」っていう話はこれを食べるとよくわかるかも。

*1:試しに一欠だけ熱湯少量を加えて撹拌してみたら一応溶けたけど均一には分散しなかった。(撮影分は食べてしまったので追加購入して検証)