夕べ、シアター2+1の「十二夜」を見てきた。
公演は日曜日までだけど楽日は完売してるそうだ。
会場の中央に円形の敷物があって、そこがステージになってた。客席は奥に3列入り口側に2列と左右にステージを囲むように少し。出演者の出入りは外からの入口側中央と奥側の両端。中心の円から対称になるよう壁際に小さい階段とそこに窓の外の景色の絵。
客入れの時から芝居は始まっているようで、絵に色を足してる人がいたり道具を使って芸をしてる人がいたり準備運動をしている人がいたり。道化以外はみんな黒い服だったけど道化が話の進行役な部分があるからこの時点での黒い服の人達は道化の分身って扱いなのかな。
この黒い服の人達がそのままオープニング場面のダンサー&黒子役に。
道具類がほとんど無いことと3か所の出入り口と向きの無い舞台を上手いこと使って人の出し入れしてたな。だから上演時間が2時間くらいで話の中の場所は結構移動してるのに話がテンポよく進んで、あまり暗転が無くて、暗転時間も短かったような気がする。暗転する時は道化が音で合図を入れてたから、ここで一区切りなんだなとわかりやすかったし。
話が進むにつれてキャラが変わるのがいたんだけど、最初が堅物であればある程その落差が面白いな。それを真面目に演じてるからなんだと思うけど。
ここの道化は声や口元は笑っても目が冷静なんだな。本物の阿呆(アンドルー)がいるんでそっちのコントロールしながらやってるからってのもあるんだろうけど。
元々道化って頭良くないとできないんだよね。で、どんな場所にも居ることが許されてる存在だったりとか(オリヴィアが人払いしてた場面でも道化は対象外だった)。
雇用主に対して好き勝手な口を利ける存在ではあるけど、ちゃんと状況を見て言ってるんだよね。というか雇用主の目の届かないトコの情報収集役も兼ねてたりとか。
ぁ、そうだ。ストーリーとは関係ないんだけど、いさらいさんのメイド姿って何の違和感もなかったな。歌の時の衣裳で見たことがあったからかもだけど。