夕べ、喜怒哀楽KID AILACK ART HALLで「言葉は静かに歌うIV」を見てきた。
昼に受けた試験、落ちてれば時間に余裕あったんだけど受かっちゃうと申請手続きで更に拘束されるんで開場時間には間に合わなかったんだけど。開演時間には間に合ったけど。
今回の伴奏陣はピアノに加藤るり子、アコーディオン(+鳴り物いろいろ)園田容子。歌と芝居はいつものロバート山田と花木さち子
今回は花木さんも一人芝居があって。小さい一人芝居が歌とスライドを挟んで並んでる感じ。全体を通してロバートさんの芝居がシリーズっぽく並んでたり、前半のロバートさんの「ダンディークロウ」の中に後半の花木さんの「レディークロウ」のフリが入ってたりとかも。そういえばレディークロウの衣装の背中に黒い針金ハンガーとピンクの洗濯バサミがくっついてたのは、小道具として使うんでなく只の飾りだったのかな。
台本は全部ロバートさんが書いてるのかな。ギャグは言葉遊びが多いかな。似たような言葉へ脱線していったり、似て(?)異なる言い回しに脱線させたり。で、強引に元へ戻したり。一人で全部しゃべるから台詞覚えるの大変だったんじゃないかな?と思ったらこんなのがあったりとか。
今日が楽日だからか、ざっとブログ検索かけてもまだこことかここくらいしか引っかかってこないな。
シャンソン業界をパロった替え歌、面白かったな。「夢見るシャンソン人形」が「夢破れたシャンソン人形」、「待って」が「剃って」。花木さんが歌った後同じ格好でロバートさんが歌うという形。
「夢見るシャンソン人形」を歌ってるときの花木さんは表情も声もどこか嘘臭かった。よく蛙たちで耳にする「シャンソン界最後の清純派」という紹介コメントがあるからか歌い方も普段と違うし。
「待って」のときは歌詞に合わせて化粧をするパントマイム付き。風呂上りってことでガウンを羽織ってるんだけど最後の歌詞「いいわよ」の後、後ろ向きになってガウンを脱いで振り返り暗転。この暗転が早いんだよね。ガウンを脱いだ時点で客席がどよめいてたけど、もっとじっくり見たかったな。
「剃って」でロバートさんが同じ衣装で出てきたんだけど、ガウンの合わせ目が浅くてさかんに手で押さえながら歌ってて。曲が終わる前にはだけてきちゃって、早くも客席から笑いがこぼれてたり。
前半がロバートさん、後半が花木さんの一人芝居だったな。
花木さんは一人芝居やシャンソンパロの他に普通に座って今までと同じように歌を入れて。切り替えの見事さに感心しちゃったり。
ロバートさんが芝居してるとき伴奏陣ははっきり笑っちゃってるんだけど、花木さんはしれっとした顔で笑いこらえてたりしてるし。
客席が30くらいなハコだから距離が近いんだよね。
だから動き回るロバートさんから汗が飛び散るのが見えてたり。
合間の休憩ではスタッフの人が床を拭いてたりしてるし。