チケット

夕べ、シアター2+1の「アンティークショップ・雨宿り 」というのを見てきた。
明日まで公演があるけど……ネタバレになるかな?
店の亭主が「枯葉」を口ずさみながら登場したり、ロック好きな若者*1がその亭主のシャンソン好きを揶揄するときに使ってたのは「愛の賛歌」だったかな?登場人物2人が一緒に歌ってたのは曲名わからないけど……結構シャンソンの曲が使われていたな。
想い出の場面では原語の「聞かせてよ愛の言葉を」がメインテーマのように流れていたけど……この曲名を知っていると想い出の展開がなんとなく読めるような気もする。実際の展開はこの曲の歌詞みたいには甘くないんだけど。
中央で想い出の場面をやってるから、ついそっちを見ちゃうんだけど……舞台の上でその場面を見てる人達の様子がそれぞれの役柄でちゃんと違ってて。最初、若者が如何にも「ウゼェ」って顔をして睨んでたのが何か引っ掛かるものでもあったのか段々普通に見るようになってたり。彼女の方は最初「何これ?」だったのがいつの間にか引き込まれてたみたいだったり。後の2人は殆ど動きが無くて、懐古モードってとこだったような。
「少し昔を知っている世代」にはツボを刺激する話かもしれないな。田舎の実家に帰省すると親戚が集まってる……なんて体験をしている辺りだとわかり易そうというか。客電がつく頃には涙ぐんでるような音があちこちからしてたし。
気軽に見るにはちょっと重そうな話だったけど、内容はわかりやすかったし、そういえば会話が中心で大きな動きがあまりなく進んでいくのに退屈しなかったな。ちゃんと話をしようとすると居ずまいを正すって動作が出てたからかもしれないな。

*1:彼女に「AC/DCでも聞いてなさい」って言われていたけど、その割にはあまり首を振ってなかった気がする