流星のサドル (クリスタル文庫)

流星のサドル (クリスタル文庫)

 読了
いくつか「?」って部分があったり。
といってもジャズに詳しいわけじゃないから、p23で結城滉が「あまり有名な女性サックス奏者がいない」といってるのを見てキャンディ・ダルファーを思い出したんだけど、アルバムを出した年を調べてみたら後書で1989年の設定と書かれている翌年の1990年だったりとかあるんだけど。
(でも、この話の頃にはプリンスのバックバンドには参加してたんじゃないのかな?)
SAXUALITY Sax-A-Go-Go ビッグ・ガール辺りは買った覚えがあるな。
まぁ、ハービー・ハンコックの名前を知ったのが放送禁止になった「Rock It」のビデオクリップだとか、ブルーノートでUS3を連想するとかだから、いわゆる王道ではないんだろうなとは思ってるけど。
p113では「WANNA BE」っていう曲を「スウィングしていない、だけどノリノリのかなりアップテンポのラテンがかった曲」って書いてあるんだけど……これって身も心も 伊集院大介のアドリブに出てきたのと同じ曲なんだよね?
作者がバースデイライブで演奏したのを聞いたけどラテンっていうよりロックって思ったんだけどなぁ。サックスとドラム向けの曲をピアノとフルートとヴァイオリンで演奏したって説明があったからアレンジの違いとかもあるんだろうけど……
一番引っ掛かったのはp95の「もともと、両手の小指と薬指というのは、同じ神経しかもっていない。手の神経は四本しかなく、だからピアノを小さいころから弾いていない、そういう訓練をうけていない人間は小指と薬指がわかれて動く神経が発達していないから、別々に動かしづらいのだ。」だったりするんだけどね。
手の神経って正中神経・尺骨神経・橈骨神経の3本だよね?とか小指を管理してる尺骨神経は薬指は外側半分だけなんだよな、とか。
最後は、結局この人死んじゃうのか。とか、ミツルっていいキャラだなとか思ったり。
この人の話って、よく人が死んでるような気がするな。
とーとつだけど……とあるお店のカウンターの中の人ってそういえばミツルさんって言ったな……とか思い出してみたり。髪形も色も違うけど体型がそんな感じなんで思い出したかな?