「風邪には葛根湯」?

よく「風邪には葛根湯」っていうんだけど。葛根湯って漢方薬なんだよね。いや、友達のブログでそんな感じの記述を見かけたもんで。
漢方薬ってのは「証」が合わない処方を使うと悪くなったりすることもあるわけで。
まぁ、ひきはじめだったら体力もあるだろうから実証向けの葛根湯で大丈夫なんだろうね。
「葛根湯」でちょっと検索かけると出てくるでてくる……とてもじゃないけど全部なんて見てられないくらい。
2、3単語を増やして絞り込んでもまだたくさん出てくるけど……ここは具体的に証と処方をわかりやすく書いてあるね。
葛根湯の作用って、体の抵抗力を高めて風邪をやっつけるために体温を上げるってやり方なんだよね。だから体力がない人には向かないってことになるんだけど。
で、悪いものは汗と一緒に出してしまえってことで、汗が出てくるんだよね。だから葛根湯を飲んで布団で数時間あったまっても汗が出ない場合は更に飲み足すなんてこともあったりするわけで。
もちろん汗をかくわけだから水分もしっかり摂ったほうがいいわけで。折角あっためてるんだから冷たいもの飲んで冷やすのはよくないよね。スポーツドリンクがいいってよく言われているけど、冷蔵庫に入れてないものってことだよね。
汗かくと風呂に入りたくなったりするけど……これはどっちがいいか一概に言えないよな。風呂の入り方って人によってかなり違うし。風呂場も部屋もあったかくしておいて冷えないようにすれば大丈夫じゃないかと思う……自分はそうしてるけど。
検索ついでに「漢方製剤」でもやってみたら、ずいぶんたくさん出てるんだな。煎じるのって面倒だし、臭いもあるから手軽に飲めていいんだろうな。複数の処方を一緒に飲むんで重複して処方されている成分を減らす、なんてのには向かないけど。
漢方薬だからって副作用がないわけじゃないっていうのを忘れちゃいけないんだよね。中には「インターフェロン製剤と小柴胡湯」の飲み合わせで間質性肺炎になる人がいたりとかあるし。