こんな記事を見かけた。HIVでも薬剤耐性が出てきてるらしい。
夢の島がゴミの島なんていわれてた頃、普通の殺虫剤で死なないハエが話題になったりしたこともあったけど、ウイルスの方が変異しやすい分厄介かもな。
少し前に院内感染とかでニュースに出てきたMRSAも「メチシリン*1耐性黄色ブドウ球菌」の略称だから同じなんだよね。
耐性菌って、治療の中断が一番発生しやすいんでないかな?薬の飲み忘れとか、調子悪くなくなったから勝手に薬やめたり減らしたりとか。
胃の調子が悪くてH.ピロリの除菌やったことのある人だと、症状が出なくなってからもしばらく薬を続けたりって経験があると思う。何気に流行ってたりする結核なんかでもそうなんだけど。
症状が出ないくらいに菌が減ってても全滅させてないと、薬をやめたら残ってたのがまた増えるんだよね。そうすると今度のは同じ薬を同じ量使っても退治できなくなってるんだよね。
細菌の場合、細胞の中にプラスミドって小さ目の遺伝子持ってて、ここに薬剤耐性の情報があったりするんだよね。で、接合って方法でプラスミドのやりとりするから、1つが耐性を獲得して生き残ると他のも残っちゃったりするんだよね。
いろんな薬を中途半端に使ってると耐性菌が増えてっちゃうんだよな……

*1:抗生物質の名前